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NEWSに夢中!- ETC英会話プライベートレッスンブログ

インターネットのおかげで世界中の出来事を簡単に動画で見ることができるようになりました。

カトリーナ被害について、涙まじりに解説する女性キャスター、
広大な牧草地をバックに、自らの自由について静かに語るチベット人、
家族を亡くし、住む土地からも追われたことを繰り返し訴えるコンゴ人女性。
どれもみな、とても大切なことを伝えてくれようとしている。

でも、僕は彼らが話す言葉のすべてを理解できずにいます。
靄の中にぼんやりと浮かんでいるような言葉の輪郭を、もっとちゃんと確かめたい。
その手がかりとなる英語にもう一度向き合ってゆくことにしました。

非営利の独立系ニュース番組『デモクラシー・ナウ!』の動画ニュースを中心に、
今地球上で起こっている様々な事柄に触れてゆきます。

学んでゆくのはETC会員の僕、青樹洋文
サポートしてくれるのはETCのカーラ先生です。

 

2008年12月13日

ヤコブ・ヴォン・ウクスクル JAKOB VON UEXKULL - もう一つのノーベル賞の創始者

ヤコブ・ヴォン・ウクスクル JAKOB VON UEXKULLライト・ライブラリフッド賞(Right Livelihood Award)の創始者、ヤコブ・ヴォン・ウクスクル氏は切手収集家。同賞の資金も、最初の五年間はこの切手ビジネスから得た利益を充当したそうです。

ヤコブが、切手収集を始めたのは、彼が9歳だった時、平和主義者の父からのこんな提案がきっかけでした。

 「おまえが持っているおもちゃのガンすべてと
  お父さんのもっている切手を交換しないか?」

ヤコブは父の提案を受け入れました。
 
そういえば、アルフレッド・ノーベルの父は火薬工場を経営していたそうです。アルフレッドが火薬の研究に没頭したのも、父から受けつだこの工場がきっかけになっているのかもしれませんね。
 
 
 
子ども達は父親を選ぶことはできませんが、父親達は次の時代に何を引き継いでゆくのか、
大人たちが決めることができるのですね。

- ☆ - ☆ - ☆
 
さて、今日はDemocracyNow!の12月8日配信分
ヤコブさんが、もうひとつのノーベル賞といわれるライト・ライブラリフッド賞を始めた経緯についてです。

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AMY GOODMAN: It’s great to have you with us. So, how did this begin?

エイミー・グッドマン: ご出演いただき大変嬉しく思います。さて、ライト
・ライブラリーフッド賞はどのようにして始まったのでしょうか?

JAKOB VON UEXKULL: It really is like your program, about breaking
silences. (中略)

ヤコブ・ヴォン・ウクスクル: 沈黙を破るということに関しては、貴方の番
組と本当によく似ています。(中略)

And these awards were created in a very different age, when the
belief in progress and technology were still sort of unlimited. There
was no problem with a so-called third world. There was no ecological
problem. And so, there was a gap. And strangely enough, only one gap
was filled in these hundred years. The Nobel Committee created one
new award not started by Alfred Nobel himself, namely the one for
economics. And I said, well, that’s a bit strange. You know, there
are very important other gaps here.

ノーベル賞は今とは異なった時代に作られたものです。技術成長はある意味
際限なく続いて行くと信じられていた時代です。いわゆる第三世界の問題も
ありませんでした。環境問題も存在していませんでした。賞と時代にはずれ
がありました。とても不思議なことではありますが、この一つのずれが、100
年という時間のなかで、すべてを覆うようになってしまった。ノーベル委員
会はアルフレッド・ノーベル自身が当初始めたものとは別の新しい賞を設け
ました。ノーベル経済賞です。そして、私はどうもおかしいと思ったの
です。他にもいくつかのずれがあり、それらはとても重要な事柄である
からです。

So I proposed to the Nobel Foundation an award for environmental work
and for human development, and I offered to provide some money to
start this from the sale of my business. Obviously I’m not as
wealthy as Alfred Nobel, so it wouldn’t have funded the award in the
long term. But it was to try to get them to take this seriously. And
I received a polite reply back saying that they had decided not to
introduce any more Nobel awards. And so, I then felt, you know,
obliged to try it myself.

そこで、私はノーベル基金に環境問題への取り組みと、人々のよりよい発展
のための取り組にを称える賞を親切することを提案し、私の仕事から得た収
益から資金提供することも申し出ました。もちろん、私はアルフレッドノー
ベルほど裕福ではありませんでしたので、長期的にその賞にたいする資金的
支援できるほどの額ではありませんでしたが。しかし、そのような申し出た
のは、彼らに私の提案を真剣に検討してもらうことが目的でした。そして、
彼らからたいへん丁寧な回答を受け取りました。我々はノーベル賞に新しい
分野の賞を新設しないことを決断したと。その時私は思ったのです。これは、
自分でやるしかないと。

 
DemocracyNow!の12月8日配信分より (訳:青樹洋文)
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